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サロン開業コラム

10坪美容室の開業資金はいくら必要?費用内訳や開業する時の注意点を解説!

10坪美容室の開業資金はいくら必要?費用内訳や開業する時の注意点を解説!
美容室を開業したいと考えたとき、まず気になるのが「どのくらいの資金が必要なのか」という点ではないでしょうか。特に、10坪ほどの小規模サロンを開業する場合、必要な資金は立地や内装のこだわり、設備投資の規模によって大きく変わります。

本記事では、10坪規模の美容室を開業する際にかかる具体的な費用内訳や、資金の調達方法、開業時に注意すべきポイントについて詳しく解説します。これから美容室を開業しようと考えている方にとって、具体的な資金計画を立てるための参考になれば幸いです。

10坪美容室の開業資金のシミュレーション例

10坪美容室の開業資金のシミュレーション例 10坪美容室の開業資金のシミュレーション例
10坪規模美容室を開業するために必要な資金は結論、事業計画によって大きく異なります。
例えば開業を考えている地域や駅から徒歩何分などの立地、選ぶ設備機器など人によって条件がことなるため、必要な開業資金も幅があります。
ここでは開業のためにどんな費用項目があるかの参考としてシミュレーションを交えて紹介します。
 
費用項目 シミュレーション例 備考
物件取得費 50万~100万円 敷金・礼金、仲介手数料を含む
内外装工事費 300万~700万円 店舗の規模や必要設備、デザインにより変動
設備機器 100万~200万円 スタイリングチェア、シャンプー台、促進器など
材料代 30万~60万円 カラー剤やトリートメント、タオルなどの用品
雑費(家電等) 30万~50万円 洗濯機、デジタルデバイス、冷蔵庫などの備品
広告宣伝費 10万~40万円 名刺、リーフレット、ホームページ作成など
運転資金 100万~200万円 開業後の経費をカバーするための資金

10坪美容室の開業資金の調達方法

10坪美容室の開業資金の調達方法 10坪美容室の開業資金の調達方法
10坪規模の美容室を開業する際の開業資金の調達方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれメリットとデメリットがあります。ここでは、代表的な調達方法として自己資金、融資、補助金・助成金について詳しく解説します。 

自己資金

自己資金とは、開業に向けて自分で貯めた資金や、親族・知人から支援を受けた資金のことを指します。
自己資金が多いほど、金融機関からの融資を受けやすくなるというメリットがあります。また、自己資金を活用することで、毎月の返済負担を減らせるのもメリットです。
一方で、自己資金だけで開業資金をまかなうのは難しく、開業までに十分な貯蓄を確保する必要があります。そのため、自己資金だけに頼るのではなく、他の資金調達方法と組み合わせるのが一般的です。

融資を受ける

多くの美容室オーナーが活用しているのが金融機関からの融資です。特に、日本政策金融公庫は、新規開業者向けの融資制度が充実しており、多くの方が融資に申し込むことができるという特徴があります。
融資を受ける際には、事業計画書を作成し、事業の将来性や収益性を明確に示すことが重要です。
地方銀行や信用金庫からの融資を利用する方法もあります。地元の金融機関は地域の経済活性化を担っており、新規開業者への支援も期待できます。
また、自治体が提供する制度融資を活用する方法もあります。これは、各自治体と信用保証協会、金融機関の3者が連携して、融資を制度化している仕組みです。自治体によって異なりますが、低金利で借りられる場合が多いため、事前に各自治体の制度を確認しておくとよいでしょう。

補助金・助成金を活用する

開業時にかかる負担を軽減するために、補助金や助成金を活用することも可能です。補助金や助成金は原則として返済不要な資金であり、自己資金や融資と組み合わせることで、開業資金の負担を抑えることができます。
各自治体ごとに創業支援助成金が設けられていることがあり、家賃補助や事業運営費の一部を支援するといったものもあります。地域によって条件が異なり、募集期間やタイミングもまちまちなため、詳細は自治体の公式サイトで確認することが重要です。

開業資金のおすすめの借入先と借入額の目安

開業資金のおすすめの借入先と借入額の目安 開業資金のおすすめの借入先と借入額の目安
開業資金を借りる場合、どの金融機関を利用するかによって借入条件が異なります。
一般的に、美容室の開業資金の借入先として最も多く利用されるのは日本政策金融公庫です。日本政策金融公庫は、新規開業者向けの融資制度を複数提供しており、自己資金が一定額あれば無担保・無保証で融資を受けられる可能性が高くなります。
日本政策金融公庫が実施した調査(「新規開業実態調査」)によると、創業資金総額に占める自己資金の割合は平均で2割程度となっています。借入額の参考にすることは大切ですが、それ以上に創業計画全体がしっかりしているかが重要になります。計画的な自己資金づくりとともに、創業計画を綿密に練りましょう。

10坪美容室を開業する際の注意点

10坪美容室を開業する際の注意点 10坪美容室を開業する際の注意点
10坪規模の美容室を開業する際には、資金計画をしっかり立てることに加えて、事業運営の安定性を確保するための対策が不可欠です。特に、事業計画の策定、集客戦略の準備、そしてリスク管理の3つの要素が重要になります。これらを事前にしっかりと整えておくことで、開業後のトラブルを最小限に抑え、スムーズな経営を実現できます。

事業計画を詳細に作る

美容室を成功させるためには、明確な事業計画を作成し、それに基づいた運営を行うことが重要です。特に10坪の美容室では、対応できる顧客数に限りが出てくるため、付加価値の高いメニュー構成やオペレーションを綿密に組み立て、生産性の高いサロン構想を練ることが経営の安定性に直結します。

一日に対応できる顧客数や平均単価の目標、10分あたりの生産性などを計画に落とし込み、長期的に安定性のあるサロン運営を目指しましょう。

集客方法の目処を立てておく

開業後の経営を安定させるためには、事前に集客戦略をしっかりと立てておくことが不可欠です。特に10坪の美容室では、座席数が限られているため、1人のお客様が売上に与える影響が大きくなります。
見込み顧客の目途を確認しておくとともに、新規顧客へもどのような価値をアピールするかを事業計画を元に検討し、SNSやウェブサイト、リーフレットなどの伝える手段の組み立ての検討を進めましょう。

災害や病気などのリスクに備える

10坪規模の美容室では、オーナーの健康状態が直接経営に影響します。一人で運営している場合、病気やケガで施術ができなくなると、そのまま営業停止につながります。スタッフがいる場合でも、オーナーが不在になると業務が滞り、経営へのダメージは大きくなります。
こうしたリスクを防ぐために、健康管理を徹底し、無理のない営業スケジュールを組むことが重要です。また、所得補償保険や火災・地震保険に加入し、万が一の際に備えることも有効です。

タカラベルモントが支援した10坪以下の美容室

10坪規模のサロンでは、一般的にセット面2面とシャンプー台1台が目安とされることが多かったです。しかし、 最近ではお客様が移動せずにすべての施術を行えるシャンプー機器を導入したり、個室を設けるなど、サロンづくりのバリエーションが広がっています。

美容室の開業支援ならタカラベルモント

タカラベルモントは創業の動機の作成支援を含めた美容室・理容室開業のサポートを行います! タカラベルモントは創業の動機の作成支援を含めた美容室・理容室開業のサポートを行います!
美容室の開業支援なら、サポート実績豊富なタカラベルモントにお任せください!
タカラベルモントは年間400件、累計4000件の開業サポートの実績があり、コンセプト・メニュー・資金といった構想づくりから、テナント探し・サロンデザイン・広告などの具体的アクションまでを一貫してサポートいたします。

「なにから手を付ければいいかわからない。」
「やりたい事はイメージしてるがまとまらない。」
など開業に関わる悩みは人それぞれです。

タカラベルモントは一人一人の状況や課題に合わせた適切な支援を行い、リスクを減らし成功確率を高める開業の支援をいたします。
数年後の計画や将来に向けたご相談も多くいただいておりますので、理容室・美容室の開業をお考えならぜひタカラベルモントにご相談ください!

まとめ

10坪規模の美容室を開業するためには、物件取得費や内装工事費、設備機器など、多くの費用がかかります。立地や内装のこだわりによって開業資金は大きく異なるため、事前にしっかりと資金計画を立てることが重要です。

開業を検討している方は、本記事の情報を参考にしながら、自分に合ったスタイルを見つけてください。

美容室・理容室開業をお考えの方はお気軽にご相談ください!