自分の理想とする空間を作るために開業を決意
田村 功洋(以下、功洋): 僕が開業を意識し始めたのは1年前です。もともとは働いていたお店でキャリアを積んでいこうと考えていたので、自分がお店を持つなんて想像もしていませんでした。スタイリストデビューしてから、お客様一人ひとりにじっくり向き合いたいという想いが強くなり、フリーランスへ転身しました。
フリーランス美容師として自分のペースでサロンワークができるようになりましたが、間借りしているお店では自分が思い描くお客さまにとって心地の良い空間を作り込めないことにもどかしさを感じるようになりました。僕のお客様が30代〜40代の女性が多く、仕事や育児の悩みを聞いていたので、日常を忘れて香りや、流れる音楽など五感を通して癒されるような空間を作れたらいいなと思っていたんです。そこから初めて開業を意識するようになり、結婚を機にライフステージが変わったタイミングで妻の後押しもあって本格的に開業の準備を進めることを決めました。