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先輩オーナーの声

YouTube発信で、多くの人の人生を明るく照らすサロンへ

Soleria

  • 2025年7月開業
  • 東京都新宿区
  • 14坪

オーナー 田中 慎一

7年前開業を意識

1年8ヶ月前相談スタート

OPEN!

"自分の城"を持ちたいとずっと思っていた

小学4年生の時にカリスマ美容師ブームで、テレビに映る美容師さんたちがとてもかっこよく見えたんです。それがきっかけでずっと美容師になることが夢でした。高校生になった頃には「美容師として稼ぐには、自分のお店を持たなきゃいけない」と思うようになり、その頃から独立を意識していました。高校卒業後に美容学校を出て、まずは地元の滋賀県で美容師として働き始めましたが、「美容師といえばやっぱり表参道だろう」という強い憧れがありました。表参道のサロンで働くことが将来の独立にも必ずプラスになると思い、思い切って上京を決めました。上京して大手有名サロンに勤務し、基礎からもう一度しっかり学び直しました。30代に入っていよいよ独立を考えていた頃、世間では“フリーランス美容師”という働き方が注目され始めていました。"面貸し"で一席だけを借りて働けると知り、開業する前のステップとして、まずはフリーランスとして挑戦してみることにしたんです。そうやって独立の夢に近づくため、一つずつ積み重ねてきました。

コロナ禍を乗り越え、再び動き出した開業準備

2019年頃、いざ開業に向けて動き出そうと「美容室 開業」で検索した時、タカラさんの開業支援のページが出てきました。大手で信頼できるタカラベルモントさんですし、無料だったので「とりあえず話だけでも聞いてみよう」と軽い気持ちで問い合わせたのがきっかけです。東京で開業している人は周りにいなかったので、どんな感じで進めるものなのか全く分からず、タカラさんに一から教えていただきすごく助かりました。当時の担当者さんの親身な対応に、ここなら安心してお任せできると感じました。打ち合わせを重ねて準備を進めていたのですが、コロナ禍に突入しいろんな影響が出始めて開業を延期することになりました。コロナが始まってからはお客様が一気に減ってしまい、当時勤めていた美容室も経営が厳しくなって、働く場所を失ってしまいました。その後は別のシェアサロンで働いていて、このままフリーランスでもいいかなという気持ちもあったのですが、「死ぬまでに自分のお店を持ちたい。悔いのない生き方をしたい。」という気持ちが勝ち、2023年にようやくタカラさんへの相談を再開することができました。開業支援担当の山本さんとお話ししていくうちに開業への気持ちが徐々に固まり、ようやく開業準備を再スタートさせました。

きめ細やかなサポートで、妥協せずに新宿での開業を実現

表参道エリアからの店舗異動やフリーランスとしての拠点を含め、新宿では10年間働いてきたので、新宿エリアでお店を出したいという思いが強くありました。でもなかなか物件が出なくて、範囲を広げて中野や四谷三丁目あたりも探していましたが、「やっぱり慣れ親しんだ街で、自分のお客様もいる新宿がいい」と思い直しました。山本さんにもサポートいただきながら不動産会社を何度もあたって、最終的にはこの場所が見つかるまでに2年もかかってしまいました。

融資については、Webで調べても表面的な情報しか出てこないし、どの融資が利用できるのか、日本政策金融公庫からお金を借りるにしてもどうしたらいいのかと、知らないことだらけでした。山本さんには新宿区でやっている創業融資(制度融資)のことや、「これは使える」「これは難しい」の判断を一つひとつ教えていただき、初めて知ったことがたくさんありました。あとは年間売上の予測や損益計算書の作成、事業計画書の書き方など、書類の面でもとても助けていただきました。もし自分一人で進めていたら、どれだけ時間がかかっていたかわかりません。サポートがあったからこそスムーズに開業まで進められたと思っています。 

YouTubeでの発信で掴んだ希望

フリーランス時代は一定の売り上げはあったものの、満足のいく数字ではなく予約も満席というわけではありませんでした。どうしたらこの空きを埋められるんだろうと考えていたところ、YouTubeを本格的にやってみようと思ったんです。10年以上前に一度だけ動画を上げたことがあったのですが、再生数も悪くなかったので割と向いてるんじゃないかなと。大手サロン時代にセミナー講師として全国を回った経験があって人に教えたりするのも好きだし、発信したい気持ちもあって投稿していたら、運良く動画がバズったんです。コメントで「すごい!」「切ってもらいたい」と褒めていただけたことで、自己発信って大事だなと思いました。実際に「YouTubeを見ました」と言って来店してくださるお客様が増えて、これは集客につながるなと実感しました。編集スキルはなかったですが、ソフトを買ってYouTubeを見て勉強しました。「どうしたら飽きられない動画になるか」「たくさん見てもらえる構成って何だろう」と試行錯誤しました。他と差をつけるために海外の動画も参考にし、細部までこだわるようにしました。おかげで少しずつコツが掴めてきて、再生数やチャンネル登録者もどんどん増えていきました。

お客様が一番の主役

新宿という場所はどうしても慌ただしいじゃないですか。このサロンに来た瞬間だけでも、日常を忘れてホッと落ち着いて過ごしていただきたいので、"非日常を味わえる空間"をコンセプトに、半個室と完全個室の設計にしました。カット椅子とシャンプー台が一体になったONEを導入し、すべて1つの空間で完結できるので、他のお客様と顔を合わせることもなく、移動のストレスもありません。普段とは違う、ラグジュアリーで贅沢な時間を感じていただけると思います。一番のこだわったのは照明で、自然光とのバランスを考えてどの時間帯でもお客様が一番きれいに映えるように、照明デザイナーさんも入れて何度も打ち合わせを重ねました。壁の色は白とグレーをベースにしていて、写真や動画を撮ってもお客様が一番の主役として引き立つようにしています。

今は僕個人の発信力でお客様にご来店いただいている部分が大きいですが、これからはサロンそのものにファンがついて、ここで過ごす時間を楽しみにしてもらえるようなサロンに育てていきたいです。僕のYouTubeチャンネルでスタッフ紹介をしていって、スタッフ個人のSNSにもファンがついてくれたら、お店全体のブランド力も自然と高まっていくはずです。自ら発信したいスタッフにはどんどんチャレンジしていってもらえればと思います。  

人生一度きりだから、覚悟を決めて夢を叶える

 40歳という節目でお店を持つことができて本当にうれしいです。開業してもやることは変わらず、「お客様をかっこよく、素敵にすること」だけです。将来的には男性向け・女性向けなどに分けて専門性を高めて店舗を増やすことも視野に入れています。うちにはデザインカット以外にも、髪質改善や艶髪系に特化したスタイリストもいるので、それぞれの得意分野を活かしてブランド力をさらに高めていきたいと考えています。

今回の開業で大事だと思ったのは、やっぱりお金と健康です。お金がないと融資も受けにくく、選択肢が限られてしまうので、これから開業を考えている方には、まずお金をしっかり貯めておくことをおすすめします。また、フリーランスを経験して体調管理の大事さを強く感じました。自分の体が動かなくなれば収入は止まってしまうのでとにかく"健康第一"です。あとは友人や家族や周りのサポートがあったことが本当に大きくて、一人では絶対に開業できなかったですね。もし自分のお店を持ちたいと思ったら、人生は一度きりなので多少のリスクを背負ってでも挑戦してみた方が後悔はないんじゃないかなと思います。店舗を持つのは、自分だけでなくスタッフの人生も背負うこと。だからこそ心構えと責任感、そして覚悟が何より大切だと思っています。

田中さまご登壇!スペシャルセミナー開催!

開業支援担当者
タカラベルモント 山本
営業担当者
タカラベルモント 山本雄太
デザイナー
タカラスペースデザイン 手塚

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