"自分の城"を持ちたいとずっと思っていた
小学4年生の時にカリスマ美容師ブームで、テレビに映る美容師さんたちがとてもかっこよく見えたんです。それがきっかけでずっと美容師になることが夢でした。高校生になった頃には「美容師として稼ぐには、自分のお店を持たなきゃいけない」と思うようになり、その頃から独立を意識していました。高校卒業後に美容学校を出て、まずは地元の滋賀県で美容師として働き始めましたが、「美容師といえばやっぱり表参道だろう」という強い憧れがありました。表参道のサロンで働くことが将来の独立にも必ずプラスになると思い、思い切って上京を決めました。上京して大手有名サロンに勤務し、基礎からもう一度しっかり学び直しました。30代に入っていよいよ独立を考えていた頃、世間では“フリーランス美容師”という働き方が注目され始めていました。"面貸し"で一席だけを借りて働けると知り、開業する前のステップとして、まずはフリーランスとして挑戦してみることにしたんです。そうやって独立の夢に近づくため、一つずつ積み重ねてきました。