浜野:店舗デザインの希望としては、幼い頃から実家で慣れ親しんできた植物や、益子焼の温かみを取り入れ、お客様が心から安らげる場所にしたいと考えていました。この想いをデザイナーさんが忠実に汲み取ってくださいました。
設計デザイナー 城間:こだわったのは、徹底した「非日常感」への演出です。プライバシーに配慮し、外から中が見えない入口のデザインを採用。エアコンなどの設備を隠すことで生活感を排除しました。益子焼と同じ栃木県産の「大谷石」を使い、壁面や足元にアクセントとして取り入れることで、モダンな落ち着きをもたらしています。また、天井と床を繋ぐワイヤーに植物を這わせた目隠しを設置し、まるで自然の中にいるような心地よさを演出しました。通常は配管を通すために床を一段高くして隠すことが多いのですが、バリアフリー設計としてお客様が通る動線をフラットにするため、配管を壁側のボックスに格納して段差を作らないように工夫しました。施工事例が少なかったため、検証と調整を重ねながら作り上げていきました。
浜野:タカラさんは美容室づくりを知り尽くしていて、デザイン性だけでなく日々の営業をスムーズにする動線までも完璧に設計してくださいました。お店が完成した時、感動で涙が溢れ、「第2の美容人生がいよいよ始まるんだ」と胸が熱くなったのを鮮明に覚えています。掲げたコンセプトにどこまでも寄り添い、私一人では気づけないような細部にまで配慮が行き届いているので、プロにお願いしてよかったと心から感じています。