Case

開業事例

働く男性が自分を取り戻せる、自由で心地よい空間を

Liberte

  • 2025年10月開業
  • 千葉県八千代市
  • 11 坪

オーナー 鈴木 恵太

3年前開業を意識

2年前相談スタート

OPEN!

お客様に寄り添う気持ちが、自分の店を持つ原動力に

これまでに大手チェーンを含む2店舗で11年間の経験を積み、店長職も務めてきました。1店舗目から2店舗目へ移る際には、「これからも担当してほしい」というお客様の声を多くいただき、友人のサロンを間借りしてご来店いただくスタイルも並行して続けていました。お客様のご要望にできる限り応えたいと自分なりに工夫して取り組んでいましたが、会社勤めという立場上、思うようにできない部分もあってもどかしさを感じていました。「お客様にもっとこんな風に接したい」「こんなことを実現したい」という想いが次第に強くなり、やはりそれを形にするには自分の店を持つしかないのかなと、独立を意識し始めました。
開業については何も知識がなく、調べている中でたまたまタカラさんのセミナーを見つけ、「行ってみようかな」と軽い気持ちで参加しました。そのセミナーで講師を務めていたのが、後に開業支援を担当してくださる山本さんでした。その時点ではまだ「いつか開業できたら」という漠然とした考えしかなく何も形になっていなかったのですが、セミナーの最後にお声がけした際に、山本さんが「全然それでも構わないですよ」と温かく対応してくださって、そこからずっと山本さんに開業までをサポートしていただく流れになりました。

原点を見つめ直すことで見えてきた"自分らしいサロン"

最初のステップは、これまでの自分の歩みを年表にして整理することでした。その上で「なぜお店を出したいのか」という問いを立て、その"なぜ"を段階的に深掘りしていく過程の中で、「自分はこういう想いでお店を持ちたいんだ」と、本質に気づくことができました。山本さんからのフィードバックも毎回的確で、自然と「よし、やるぞ」というモチベーションになり、事業計画書づくりに取りかかることができました。常に僕の考えをしっかり理解した上でアドバイスしてくださっていると感じたので、時には厳しい言葉をいただくこともありましたが、「山本さんが言うなら、きっと自分のためになることなんだろうな」と信頼していました。実際に開業を迎えた今振り返ると、本当に学びの多い時間だったと感じます。
コンセプト決めはすごく大変でしたが、自分の気持ちをストレートに反映できるので、方向性の軸が決まったときは本当に楽しかったですね。「どうすればお客様にもっと満足してもらえるか」という仕組みを、自分で考えて形にできるのはやっぱり嬉しいです。もともと自分自身、理美容室に行くと少し緊張してしまうタイプだったので、同じように感じる方にも気兼ねなく過ごせる自由な空間を提供したいという想いがありました。担当が変わらず僕が一貫して対応することで、お客様とじっくり向き合える時間をつくりたいと考えています。マンツーマンだからこそ実現できる、お客様にとってより有意義で心地よい時間をご提供できるコンセプトにしています。

「また来たい」と思える居場所を目指して

出店地は今まで来ていただいていたお客様が通いやすい場所を第一に考えました。その上で今後獲得していきたい層も狙えるエリアを探していましたが、なかなか見つからず物件探しにはとても苦労しました。最終的に決めたこの場所は、条件としては申し分なかったのですが、当初想定していたエリアとは外れていたので少し迷っていたんです。そんな時、長年お付き合いのあるお客様に相談したところ「いいんじゃない」と言ってくださって。自分のこだわりよりも"今まで支えてくれたお客様が喜んでくれるか"を大切にしたかったので、その一言に背中を押されるようにここでやってみようと決意しました。
意外にもこの地域にはメンズメインのサロンが少ないんですよね。昔ながらの床屋さんがあっても予約できないシステムだったり、若い世代には少し入りづらい雰囲気だったりして。美容室は数多くありますが女性向けが中心で、なんとなく居場所がないと感じている男性が多いんじゃないかと思いました。仕事で忙しかったり家に帰っても落ち着く場所がない方も多いと思うので、このサロンが"1人で過ごす贅沢な空間"になって地域の人々の生活の質を上げる手助けができればいいなと思っています。


無骨だけど美しい、新旧を融合した唯一無二の空間

この空間が出来上がった時は、「めっちゃいい!かっこいい!」とすごく気持ちが高まりました。当初は内装に強いこだわりはなく、一人でやる分にはちょうどいいスペースだなくらいにしか思っていなかったんです。プロにお任せしたので仕上がりの不安は全くなかったのですが、予算の都合もあったのでここまで雰囲気のある空間が出来上がるとは想像していなくて正直驚きました。
計画段階でデザイナーさんから見せていただいたのは、海外のとある美術館の写真。"外観は廃墟のように無骨なのに、その中に美しいガラス張りの美術館がある"という洗練された空間デザインを提案してくださって、その方向でお任せすることになりました。コンクリートの壁や床は張り替えたりせずそのまま活かし、前のテナントだったコインランドリーの看板をあえて残したり、無骨でヴィンテージな雰囲気を演出。お客様が入る中央の施術スペースは"神聖な場所"として床には白い板を張ってステージのように設計しました。さらに海外から輸入したガラスブロックを随所に配置したり、趣味のアイテムをディスプレイできるよう壁面にガラス板を設けるなど、"新旧の融合"を感じられる唯一無二の空間が完成しました。


マンツーマンで叶える極上のおもてなし体験

お客様には移動なしでゆっくりしていただけるようにしたかったので、全てこの場で完結できる施術スペースにしました。座って落ち着いているところに、「シャンプー台にご移動お願いします」と動いてもらうのが嫌だったので、自分のお店ではその場で座ったまま全て完結できる空間にしたかったんですよね。YUME SWINGは前に働いていた店舗でも導入していて良かったので迷いなく決めました。
バーバーチェアのBRAMUは、完全に僕の一目惚れです。
お客様をおもてなしする上でサロンの質を高めるには"椅子"が重要だと感じ、上質な椅子を入れたいと思いました。通常は複数台導入するサロンが多いですが、当サロンはマンツーマンスタイルのため、"渾身の一台"としてBRAMUを採用することにしました。
また、YUME HEADBATHやMOISTURE CARE MISTも導入して、ヘッドスパメニューも充実させています。普段ヘッドスパに馴染みのないお客様にも気軽に体験していただけるよう、お時間やご予算に合わせた多様なメニューをご用意しています。
髪は誰もが切るものですし、どうせ切るなら心地の良い空間で切った方がいいじゃないですか。それに加えてヘッドスパなども気軽に楽しんでいただけたら嬉しいですね。
 

想いを形にし、共感を得られる幸せ

理美容室で働き始めて何年か経験を積むと、皆さんきっと自分なりのこだわりや「こういうことがやりたい」という想いが出てくると思うんです。
もちろん、組織に属したままでも実現できることもありますが、やっぱり独立しないとできないこともたくさんありますよね。
もし今、そういうモヤモヤを抱えている人がいれば、思い切って開業してみるのもいいんじゃないかなと思います。自分のお店を持って"やりたいこと"を形にし、そのこだわりを求めてお客様が来てくれて、「認めてもらえた」と感じたときは本当に嬉しかったですね。開業して良かったなと心から思えました。
 
開業支援担当者
タカラベルモント 山本
営業担当者
タカラベルモント 河野
デザイナー
タカラスペースデザイン 城間・篠崎
化粧品(ルベル)担当者
タカラベルモント 浅野・加地

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