開業セミナーでの再認識

私の両親は小さな美容室を営んでおり、幼い頃から美容師という仕事に憧れを持っていました。実際、この道を歩むことになったのもすごく自然な流れでして、独立開業は当初から持っていた夢でした。
ただ、同僚から誘われて参加したタカラさんの開業セミナーで、開業に対する意識が変化しました。と言いますのも、開業セミナーでしきりに出ていたのが「大切なのは“理想の10年後”の実現で、開業はあくまでもスタート」という言葉。それまで、正直「開業」そのものが目標になっていた感じがありました。今の自分には家族がいて、長年お付き合いしているお客様がいて、これからの自分を応援してくれる勤務先のオーナーがいます。開業を夢に抱いていた頃とは違う視野を持つきっかけになりました。
そうして改めて「自らがつくるべきサロンとは？」と考え、導き出されたのがサロン名「ReCOMMUNE」に集約されたコンセプトです。

順調な開業準備の中で、つまづいたのは融資でした。

開業準備を始めてすぐに気に入ったテナントも見つかり、それまでのお客様も、オーナーが快く私のサロンで引き継ぐことを了承してくださり、開業に向けた準備で不安要素はあまりありませんでした。そんな矢先、開業においてとても重要な「資金調達」でつまづいたんです。
当初、銀行に資金調達を相談しており、県の制度融資を活用して全額融資していただける前向きな話で進んでいました。ところが、保証協会との面談で出た結論が、希望の半分以下の融資金額だったのです。一体どうしたらいいのか分からず、途方に暮れていました。最悪お店が出せないのでは、という不安の中、タカラの開業支援担当者さんに相談してみました。そこからはびっくりするほどスムーズに進みました！
まず、事業計画における収支とその裏付けを念入りに精査。その後、タカラさんのショールームで日本政策金融公庫の方と事前相談及び面接をしてもらいました。この時、タカラの開業担当者さんも同席してくれて、とても心強かったです。面接から一週間、融資は無事決定。それも銀行に出した希望額よりも多い額面と低い金利で！！タカラさんの対応は、本当に有難かったです。

万全の体制でスタート！

紆余曲折ありましたが、オープンはほぼ私の理想通りのカタチで迎えることができました。これも勤務先のオーナー、タカラさん、そして何より家族の理解と支えがあったお陰です。
最初こそ自分の夢として抱いた「独立開業」でしたが、これからは私だけではなく、協力してくださった方々、開業を心待ちにしてくださったお客様、私を取り巻く多くの方とこのお店を「Commune(共有)」しながら、育てていきたいと思います。

オープンから4ヶ月経ちますが、有難いことに多くのお客様にお越しいただき、感謝とやりがいに満ちた毎日となっています！

■開業支援担当者：タカラベルモント(株)　黒岩
■営業担当者：タカラベルモント(株)　沼尾