開業への想い

開業を目指したきっかけは、結婚して子どもが誕生したことでした。社会では働き方改革が進んでいますが、美容師はまだまだ仕事とプライベートの両立が難しい職種だと思います。特に子どもが小さいと手がかかり、長時間の勤務は大変です。その後、次女が誕生したとき、一家の大黒柱としてもっと子どもの近くにいてあげたいと思う気持ちがより強くなり、開業を考えるようになりました。そんな中、タカラさんのサイトで開業事例を見たことでイメージが湧き、しっかり相談しようと思い、個別開業相談を申込みました。

早期退職せざるを得ない状況との葛藤

実は子どもの面倒を見るために、2023年の8月に退職し、サロンをオープンするまでは失業状態でした。子どものためと思いつつも、生活を支えなければならないという思いもあり、葛藤の中で開業準備を始めました。しかし、思うように準備が進まず、一つひとつを、「なぜ？なぜ？」と深く考えることで、自分の理想の美容室像にたどり着いたと感じています。「絶対にやらなきゃいけない」というプレッシャーも良い刺激となり、自分を本気にさせてくれました。

困ったときの駆け込み寺

店名の由来は、“北極星”からきています。星言葉は「人に尽くす誠意と同情」。子どもの頃の体験ですが、近くのゲーム屋の店主が何でも知っていて、「ゲームのことなら、あのおっちゃんに聞いたら何でも教えてくれる」と子供心に信頼をしていました。誰にでも本気で教えてくれる熱くて情がある方で、自分の中でオンリーワンのお店だったことを覚えています。今はそんな地域の一番店、オンリーワンの存在が少なくなってきているような気がするので、人に尽くす誠意を忘れず、地域で唯一の存在になりたいと思っています。

今だから言える開業の壁

今までの経験も長いことから、開業までの道のりは早いと思っていました。タカラさんには事業計画書作成からサロンデザインまで全面的にサポートしていただきましたが、準備を進める中で一番の課題になったのが融資です。開業フローの中でも物件探しと融資に関しては一生忘れないと思います。タカラさんと一緒に、できることは何でもやり、最後まで諦めずにいたからこそ、今笑ってオープンできていると思います。一人で行っていたら、挫折していたかもしれません。

担当者より

本当にオープンおめでとうございます！一緒に頑張ったからこそ、諦めない気持ちで私も佐藤さんと一緒に毎日考えました。悩んでいる時もワクワクする時も、お店作りに対する感情は一緒だったと思います。これからも「佐藤さんのPolarisに行こう」となる地域オンリーワンの美容師でいてください。応援しています！最高のサロンができましたね！