宿題をこなす

生まれ育ち、理容師の仕事も覚えた地元の和歌山で妻と一緒にサロンを持ちたい。以前からその想いはありましたが、一度は東京でも仕事をしてみたいという想いも捨てきれず、わずかな期間でしたが東京で仕事をしながら準備をしようと東京で開業相談に申し込みました。イメージは膨らんでたものの何から始めて良いかわからない、そんな私たちにオープンまでの道筋とやる事を整理してくれて、事業計画書づくりから始めました。次までにこれをやってその次はこれ、とやる事がいつも明確だったので、宿題をこなすとオープンが近づく、そんな感覚でしたね。

東京で和歌山の開業準備

本当に東京にいながら和歌山での開業準備ができるのか不安でしたが、そこは全国に拠点があるタカラさん、関西の空間デザイナーさんや和歌山担当の営業さんと素早く連携してくれたので、現地確認や打合せで必要な時だけ地元に帰るくらい。東京にいても本当にスムーズに進められました。

融資は公庫さんと地元銀行さんの協調融資。専門用語ばかりで最初は戸惑いましたが、開業担当の方にひとつひとつの意味やどんな順番で進めていくのかを詳しく教えてもらいながら準備をしました。地元銀行さんとも連絡を取ってもらったりと、安心して手続きを進めることができました。

世代をつなぐ場所

生まれ育った故郷で身近な人はもちろん、町全体をおしゃれでかっこよくしたい。お子さまからお年寄りまで長く寄り添い、私たちのサロンを通して世代が繋がっていく、そんなサロンにしていきたい。そんな想いでお子様のカット中も親御さまが同じブースの中で見守れる空間にしました。お客様とみんな家族の気分で仕事しています（笑）。

私たちのサロンが地域のお客様の笑顔をつなげていける、そんな存在になれるよう毎日励んでいます。

開業を目指す皆さんに

とにかく頼れる専門家に相談しましょう！私の場合は実家の一部をサロンにする計画でしたが、いざ専門家と相談すると、思ってもみない事がいっぱいありました。工事の面では電気の事とか排水の事とか、お金の面では総予算の組み立て方とか融資とか・・。今思うと、自分たちだけで進めていたら危なかった！これが素直な気持ちです。

ぜひ早めに頼れる専門家に相談をして、余裕をもった準備をお勧めします！

開業サポート担当者より

平野様ご夫妻の朗らかな人柄と佇まいが、サロンコンセプトの「世代をつなぐ　一緒に歳を重ねるサロン」をそのまま表していますね。オープン直前の段階で和歌山に戻られたので、私はオンラインでの打ち合わせ参加で少し寂しかったです(笑)。地域のお客様の笑顔と世代をつなげていく、かけがえのないサロンになっていく事を願っています。