開業への想い

20歳から美容師を続けてきて、40歳を節目に開業を考えるようになり「あと何年ハサミを持ち続けることができるのかなぁ～」と悶々と考えていました。生涯自分のペースで働き続けること想像した際に、自宅兼サロンを思い浮かべました。最初はテナントも探しましたが、理想の物件とは出会えず、なら住宅と一緒に購入してサロンを作ってしまおうと決意しました。大きな投資に不安もありましたが、20年培ってきた技術と経験を存分に出せるサロンを目指し、地元の青森で必ず開業しようと前に進みだしました。

住宅ローンと事業融資の壁

さぁ、開業しようと決意したものの、何から手をつけていいか分からず、情報収集していた時にタカラさんの個別相談に行き着きました。開業事例の古民家リノベーションサロンの例からもインスピレーションを受け、中古住宅を検討し始めました。今回一番のハードルだったのが、お金の問題でした。新築で建てるよりは抑えられるものの、投資は大きな金額でした。右も左も分からない数字の計画を一緒にタカラさんと考えることで、住宅と事業をしっかりと切り分けして考えることができ、経営した時のイメージも鮮明になっていきました。人生の最大の投資でしたが、パートナーの支えもあり、無事に予定金額の融資がおりました。

地域に根付いた美術館のようなサロン

古き良き建築を活かしつつ、美容室に来るというイメージよりは古民家美術館に来たような印象を持ってもらうため、小さいなりに内装にもこだわりました。マンツーマンで接客することで、安心して楽しんでもらえるサロンにと考えました。住宅地の中にある隠れ家サロンを目指し、最終目標の美術館サロンが完結できるようにこれから勉強していきたいと思います。目指すはキュレーターです！
地元の地域にも貢献するという開業の目的もあって、導かれたようなサロンづくりができました。

担当者より

自己資金0スタートから始まった時は驚きましたが、数値計画をしっかりと一緒に検討することで無事に満額融資できてホッとしました。開業途中でライフイベントの結婚ということも人生を考える大きな岐路になったと思います。プライベートも含めて、おめでとうございます！キュレーターになった時はぜひお声がけ下さいね。