お客様の事を考え抜く
「これまでのサロンとの違いを出すには・・・」
「お客様とのコミュニケーションの速度と密度を高めるためには・・・」美容師とお客様の距離って近いようで遠くないですか?私は以前から、この距離感を縮めることができれば本当の意味で“ファン”になってくれるのではないかと考えていました。もう一方で、前勤務先を退職していたこともあり、「早くオープンしたい」という気持ちで溢れかえっていました(笑)。初めての開業相談では“お客様のため”よりも“自分のため”にオープンさせたいという気持ちが前面に出ていました。タカラの開業担当の方も気持ちを汲んでくれて、急ピッチで動いてもらえるとの事で安心しました。同時に開業担当の方にはこうも言われました。「川名さんにもお客様にも本当に満足いただけるサロンづくりのためには、中身もしっかり考えましょう!」急いでオープンすることが目的となっていた自分の頭がリセットされました。スケジュールや目標を立てて、何度も打合せを重ねていきました。
ウリを決める
私が妥協できなかった点の一つは場所です。既存のお客様もこれまで通り来店していただきたいという思いがありました。「物件が見つかるまで焦らない!」という自分なりの覚悟を決めました。おかげで、物件探しは時間がかかりましたけどね(笑)。ただその間も、開業担当の方と計画や、お店の方向性について何度も打合せを重ねていました。どうしたら満足してくれるか?どうしたら価値を提供できるか?お客様と本音で悩みを共有できるか?そこで提案してもらったのが、定点でサービスを受けられる「半個室サロン」です。安全性やプライバシー性が高く、お客様も悩みを打ち明けやすい環境づくりは自分の理想とマッチしていました!周辺に類似サロンもなく、空間や設備としての差別化もバッチリでした。物件が決まってからは早かったですね。開業担当の方やタカラスペースデザインのデザイナーさんも密に意思疎通をしてくれたおかげで、イメージが形になっていくスピードも速かったと思います。女性のライフスタイルに寄り添うというコンセプトに惹かれ、ヘアケア商材は
「pittoretiqua」を採用することにしました。実際に自分も体験し、パフォーマンスへの満足度や、お客様の多くの悩みに対応できるといった点が、自分が目指すサロン像にマッチしていました。
「一歩ずつ着実に」
退職してからオープンまで期間があったので、実際に離れてしまったお客様もいらっしゃいます。ただ、来店してくださった方々からは「何でも話せる」や「安心して通える」といった嬉しいお言葉を頂いております。こんな時期だからこそ、お客様へスタイルチェンジやケアを通じた“充足感”、空間を通じた“安心感”を提供することが美容師の使命だと考えています。その使命をこのサロンで達成できると思うとワクワクしてたまらないですね!私自身が感じていたジレンマを、計画作り・コンセプトメイクから始まり、空間や商材に落とし込むサポートをしてくれたタカラさんには感謝しています。不安定な情勢が続きますが、お客様に少しでも「Grazioso(優美)」な時間を提供できるよう頑張っていきたいです!!
■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 今里
■デザイナー:タカラスペースデザイン(株) 塚本
■営業担当者:タカラベルモント(株)村井