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埼玉県さいたま市(2020年2月開業・美容室・18.7坪)
オーナー:根本 彰太
安心できるパートナー選び
具体的な開業準備は、オープンの10カ月前から始めました。タカラさんの開業相談を申し込んだことが最初のアクションです。タカラさんを選んだのは、周囲からの評判や豊富な実績から。開業相談みたいなものはネットで調べると色々なところが出てきたものの、安心感を持って相談できることが第一条件でした。開業担当者さんとの相談は、多岐に渡りました。コンセプトをはじめとしたサロンの方向性や、メニューや立地等具体的なものまで。もちろん、資金計画から、オープン後の収支計画までの数値シミュレーションも状況の変化に合わせて何度も作っていただきました。こうした相談を定期的に行い計画を具体化していくと、当初の不安が薄らぎましたね。分からないことだらけの状況が不安なのであって、すべきことが明らかになっていくと不安よりもむしろ自信の方が強くなりました。
オープン矢先のコロナ禍
こうして約10カ月の開業準備を経て、万全の状態でオープンを迎えることができました。出だしも想定通りで順調でした。そんな矢先のコロナ渦。流石に、かなりまずいなと思いました。まだまだオープン間もなく、軌道にも乗っていません。どれだけ大きな影響があるのか分からない状況でしたからね。ところが、4月にスタッフ休業なども行い売り上げは落としたものの、5月からは当初計画していた以上の新規集客となりました。その要因は、サロンづくりにありました。私のサロンは、顧客の深い悩みや、将来的な不安をどう解消できるかを重視しています。そのため、カウンセリングを始めとした顧客とのコミュニケーションのクオリティを高めるべく、全席半個室としました。そのことがソーシャルディスタンスにもなり、新たな視点での判断基準において、選んでいただける要因になったのだと思います。あらためてお店作りの重要性を実感するとともに、タカラさんにお願いしてよかった、と思いました。
コロナ禍はむしろ追い風に
お越しいただいたお客様には、半個室だからこその深いコミュニケーションと、サロンで過ごす心地よい時間を私たちの最大の価値として提供しています。このことが、新規集客はもちろん、お客様の高いリピート率にも反映。結果的に、生産性100万円を実現できた要因になったと考えます。確かに、初期投資は従来型のサロンづくりに比べて大きくなりましたが、投資対効果は非常に高いサロンづくりができました。やはり打ち立てたコンセプトを追求することは重要ですね。こうして振り返ると、私にとってのコロナ禍は逆風というよりも、むしろ追い風になりました。コロナ対策も重要ではありますが、そもそも、顧客の価値観に真正面から向き合い、サロンの価値を追求することが結果的に、外部要因に強いサロンづくりにつながるのだと思います。まだまだこれからですが、顧客とスタッフに喜ばれるサロン経営をしていきます!
■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 黒岩
■営業担当者:タカラベルモント(株) 高橋
■デザイナー:タカラスペースデザイン(株) 堀川・櫂作