現エリアか故郷か、迷いと決断

私は新潟県の津南町出身、美容学校で神奈川に移り横浜でサロンに入社。以降15年間横浜でサロンワークをしていました。妻と相談しながら開業を視野に情報収集を始めたのが今から5年前でした。
当時は故郷で開業するのか、横浜で開業するのか、どちらとも決めかねながらまずはタカラさんの個別相談を受けて開業までの全体像を把握し、妻と共にイメージを高めながら情報収集を進めていきました。
その後4年程経ち、開業への思いが高まってきて、まずは横浜で物件探しを進めたところイメージに合う物件が出てきたので、改めてタカラさんの開業担当者さんと一緒に物件を見てもらう等準備を進めていきました。今から振り返ると、私の出店計画の本当の始まりは、「なぜ横浜で開業するのか、ご自身ご家族の将来像や人生まで踏み込んだ強い決意はありますか？」という開業担当者さんからの問いかけからでした。この問いかけに、ドキリとした私がいました。
「開業することが目的となっていませんか？」という意味をもつこの質問に、その時はっきりと答えられない自分がいたんです。
そこから改めて私と妻、タカラ開業担当者さんとの3 人4脚？で計画づくりを進め、何回も故郷近くの長岡市に足を運び、歩く人や街並み、利用したお店、都会的な部分と自然に恵まれた部分のバランスの良さ、何より私自身と妻が開業する場所はこの街でスタートさせたい！この街しかない！と強い想いを抱けたことで、新潟県長岡市での開業を決意することができました。
あの時の問いかけがあったからこそ、本来の自分の想いに気づけたと今では思いますね。

ブレないための計画づくり

「一人ひとりのお客様の悩みを細かいところまで丁寧に聞いて、技術だけでなくお店のサービスに価値を感じて頂きたい、もっと一人ひとりのお客様と向き合って施術できるマンツーマンのスタイルで親身になって丁寧に仕事をできる環境を作りたい」開業に向けた私の強い想いを、ターゲット・店舗環境・メニューづくり等計画に落とし込み、たどり着いたのは個室環境でした。
1店舗の中に私と妻それぞれの2つのサロンがある、そんなサロン環境を提案して頂き、私が目指すサロン像を実現できる環境づくりと提供すべき具体的なサービスの計画ができました。
ただ私自身は個室での施術やセット面とシャンプー台が一緒のワンストップ環境での経験が無く、「やっぱり慣れたやり方や環境のほうが・・・」と迷いがよぎったことも一度ではありません。そんな迷いを開業担当者さんに伝えると、「では何の為に計画をここまで練ったんですか？」と、厳しくも温かいご指摘が。いざ開業準備を進める時には色んな迷いが出てきますが、事業計画書は自分で仕上げた自分のためのバイブル。自分のすべきこと、目指す姿を表した事業計画書に立ち戻ったおかげで、今までの経験に引きずられず迷いをふっきり自分の理想を追求できるサロンをつくる事ができました。
オープン後も、何かに迷ったら事業計画書を読み返して、ブレない経営を目指していきます！

自分が思い描くサロンを追求

長岡市で希望に叶う物件が見つかった後は、現地の確認や公庫さんの融資、広告打ち合わせや市場リサーチなどでほぼ毎週のように長岡市へ行きました。開業担当者さんや現地のタカラさんの適切なアドバイスで希望に叶う資金調達も無事にでき、長岡市でのタカラのデザイナーさんや営業担当さんとの打ち合わせも事業計画書をあらかじめ共有した上で打ち合わせできたので、驚くほど無駄なくスムーズに進められて希望以上にスピーディーに自分の思い描くサロンが出来上がりました。この連携とスピード感は、さすがタカラさんですね！
自分の思い描くサロンが形になった今、自分の行うサービスで感動を与えられ、また利用したいと思ってもらえるよう常に追求心を忘れず、思い描くサロンを追求し続けるのが私の使命だと思っています。
これから開業を志されている方にも、今までの経験や慣れにとらわれずに「自分が思い描くサロンを追求」できる開業を目指して欲しいですね。

■開業支援担当者：タカラベルモント(株) 八島
■営業担当者：タカラベルモント(株) 吉田
■デザイナー：タカラスペースデザイン(株) 田中