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生まれ育った地元で

長年勤務したサロンは地元から遠く離れた都市部でしたが、理容師になった時から地元で開業することを決めていました。実際に開業準備を始めたのは腰が重かったせいもあり50歳を過ぎてからでしたが・・

開業の相談

開業を考えるタイミングは、他の方々と比較すると遅かったかもしれませんが、開業をあきらめた事はありませんでした。必ず地元に帰って地元の人々から支持されるサロンを作るという想いは持ち続けていました。ところが、開業する気満々でタカラさんの開業相談に行ったら、開業を思いとどまることを勧められました・・。土地を取得し店舗を建てての開業を考えていたので、年齢的に投資回収が困難、というのが理由でした。地元で開業するのが長年の夢だったので、開業しない選択肢は私の中ではありえない事で、開業サポートの方に自分の熱い思いを伝え、最終的には理解していただき応援いただける事になりました。

やるのだったら最上級

多くの地元のお客様に喜んでいただくために、「中途半端な事はしない」ということを決めていました。でも具体的に何をすればよいのかは、よく分かっていませんでした。評価の高い懐石料亭、高級品を販売している百貨店など、今まで縁が無かった場所にも積極的に行くようにし、自分の感性を磨く中で、サロンづくりの方向性が徐々に明確になっていきました。導入する機器・設備・備品・商材は全てにこだわりを持ち、高品質な最上クラスの物で揃えました。過剰投資とは一切思いません。お客様に心から喜んでいただく事を念頭に置き、またお客様の笑顔を思い浮かべながら導入する一品一品をセレクトしました。

それでも現実は厳しい

出店地域は生まれ育った地元とは言え、開業時にはお客様ゼロからのスタートで厳しい現実を突きつけられました。思った以上にお客様にご来店いただけない・・。集客の難しさを思い知りました。ただ、いらっしゃったお客様には満面の笑顔になっていただき、今までの経験の中で最もやり甲斐を感じています。得意ではなかった女性客にもたくさんご来店いただき、徐々に自信がついてきました。今特に感じるのは、感謝の気持ちです。お客様と、開業までに協力していただいた多くの方々に感謝をしながら日々営業しています。そして、末永く地元の方々に親しまれるサロンになりたいと思っています。

開業支援担当者より

経済的環境よりも仕事のやり甲斐を優先した土屋さんには、地元の方々からの多くの支持が得られると確信しています。人は何歳になっても進化し続けることができますので、50代・60代になっても進化し続けていってください。健康に気を付けながら仕事を楽しでくださいね！

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