コロナ禍で踏み切った開業
タカラさんの開業セミナーに参加し、その後個別相談を重ね、約1年かけて開業準備をしてきました。いよいよテナント候補が決まり、具体化していこうという最中、コロナ禍に直面。状況が日々悪化する中、出店に対して周囲からはずいぶん反対されましたね。確かに、それはそうですよね。この状況で多くの方が出店をすべきでないと判断されると思います。実際に、候補としていたテナントを一度キャンセルしました。ですが、夫婦でじっくりと話して、出店を予定通りすることを決断したんです。私たちが積み上げてきた経験、練り上げてきた計画は、コロナ禍に負けないはず!と。決断してすぐに、不動産に連絡しキャンセルを取消し、タカラさんに現場調査を依頼しました。ここからは、早かったですね。
目指したのはセカンドハウス
当初は、セット面の間にパーテーションを設けて、お客様の居住性を高められたらと思っていました。夫婦サロンの意味を追求すると1対1による親密性を高めて、且つ一人の時間をゆっくりと過ごしてもらえたらと考えていたんです。そうした私たちの思いを汲み取ったデザイナーさんの提案は、ほぼ完全個室。そういう考え方もあるのか、と感動しました。考えてもなかった空間づくりは、見た目だけでなく、私たちの働き易さも考慮されており、自分たちの店が出来ることが素直に楽しみで仕方なかったですね!何より、そこで過ごすお客様を想像すると、私たちが目指すセカンドハウスとしてのあり方が一層、確かなものになる実感を得ました。また、個室であることでコロナ対策にもなり、安心してサービスを受けて頂くという、当初想定していなかった効果もありました。
コロナ禍でのオープン
コロナ禍の終息が見えない中で、オープンを迎えました。決心はしていたものの、お客様が本当に来てくれるのか不安は大きかったです。ですが、フタを開けてみると、本当にたくさんのお客様にお越しいただけました。新しいお店に慣れる間もなく、朝から夜までフル稼働。忙しい以上に、ありがたい気持ちでいっぱいでした。コロナ禍に限らず、これから長く経営していく中で、こうした逆境には必ず直面するはずです。そんなときに求められるのが、一貫性のある事業計画と店づくりだと思います。タカラの開業担当者さんと何度も打合せを重ね、リスクを冷静に見極めた計画は、これからも成長の指針でもあります。一歩一歩、私たちならではのサロンとして、成長していきたいと思います!
■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 黒岩
■営業担当者:タカラベルモント(株) 下川
■デザイナー:タカラスペースデザイン(株) 山田