スタッフ主体のサロンづくり
「スタッフの笑顔、やりがい、幸せ」に責任をもてる会社
スタッフが笑顔であってこそ、お客様に幸せを提供できる。タカラの開業担当者さんには、そんな私の思いに強く共感頂き、具体的に何をどうするのかを一緒に考えました。まず、2つの観点を設けました。1つ目は、待遇です。給与をはじめ、福利厚生など経済的な安心感をどのようなレベルで整えるか。2つ目は、モチベーション。やりがいをもって働ける環境づくりについてです。これらを両立させてこそ私の目指すサロンが実現できます。そこで、ロイヤルカスタマー型サロンの考え方を取り入れながら構想しました。
「求める顧客像を明確に」
一番のポイントは、ターゲット設定。サロンの価値に共感してくれる顧客でないと、末長く信頼関係を継続することは難しいです。マッチングが悪ければ失客が増え、その分集客が必要。それは広告費の増大につながり、利益が圧迫。スタッフに還元できなくなってしまいます。また、新規の増大は、スタッフにメンタル・フィジカル両面の負担を強いることになります。当然、時間もかかるため、余裕のない接客から、十分な提案もできず、さらなる失客要因に。結局、値引きに頼った回転型のサロンになって、負のスパイラルに陥ることに。そうならないように、ターゲットは「働く子育て女性」に絞りました。さらに美容室に対する価値観(単価、来店サイクル等)など設定。開業担当者さんとディスカッションしながらじっくり事業計画書を固めていきました。
「サロンの価値を具体化する」
事業計画に基づいて物件選定し、タカラのデザイナーさんを交えての打合せ。ターゲットの性格上、個室はマストでしたが、閉鎖的な空間は避けたい。そんな無理なリクエストに、デザイナーさんは想像もしていなかったプランを提案してくれましたね。ガラスの壁を用いて、視線は通るけど、音(話し声、子供の声)は通らない空間づくり。私のリクエストをデザインで解決すると同時に、個性的な空間デザインができあがりました。また、店舗展開を見据えた1店舗目。十分なスタッフを雇用できるキャパシティが必要でした。当然相応の資金も必要。ここはかなり不安でした。ですが、開業担当者さんが、日本政策金融公庫と信用金庫を組み合わせた、スムーズな資金調達をエスコートしてくれました。
こうして、約1年の開業準備を経てオープンを迎えることができました。計画をしっかり実行し、スタッフの笑顔をより多く作れるように、経営に邁進していきます!
■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 黒岩
■デザイナー:タカラスペースデザイン(株) 堀川
■営業担当者:タカラベルモント(株)直井