それぞれのコロナ禍 vol.1
成長を見据えたスタッフ増員
2019年2月に3名でサロンをオープンし、順調に売上を伸ばしてきました。
2020年には縁あって、3名の新卒スタッフの入店希望を頂きました。正直、3名も入店希望があるとは想定外で、周囲からは2名までに抑えておくべきという声でした。タカラさん以外は・・。タカラの開業担当者さんは、この相談をするなり、3名新卒を入れた際の収支シミュレーションを作成し、売上をいくら上げれば黒字になるか示してくれました。また、今後、支店を出す際の人員構成も加味した上で、3名入れることによるベネフィットとリスクを冷静に判断する材料を示してくれました。結果、一時的に利益は減ることは覚悟で、先行投資として3名入店してもらうことに決定。
そんな中で見舞われたコロナ禍でした。。
コロナ禍における成長要因
3月下旬から影響が出始め、4月の緊急事態宣言を受けて休業もしました。運転資金を考えると、この状況が続くことに危機感を覚え、資金ショートを避ける為に融資にも動きました。なんとか当面の資金は確保できたものの、不安だらけの5月からの営業再開。フタを開けてみれば、過去最大の売上となりました。スタッフ6名フル回転の状況は、本当にありがたかったです。
要因は、2つあると分析しています。1つ目は、顧客との信頼関係が築かれていたことです。当初より、「お客様と深く、長く」としたコンセプトを大切に、一人ひとりのお客さまの滞在時間を来店時から退店時まできめ細かく顧客体験として設計。サロンで過ごす時間そのものを価値として取り組んできました。2つ目は、店舗づくりです。具体的には、ルーミング(個室化)されたセット面。顧客体験の設計にも通じますが、“ひとりの時間”を演出するための装置として個室にすることで、結果的にソーシャルディスタンスを果たすことになりました。
お客様の価値観に変化
現在、感じているのはコロナ禍によるお客様の価値観の変化です。特に衛生面においては、不特定多数の方との“適切な距離感”が変わったと感じます。当初想定していなかった個室の担う役割が、こうした心理に非常にマッチしました。一時的ではあると思いますが、新規集客が通常の2倍以上という結果は、ルーミングに由来していると思います。
とは言え、スタッフも6名となり、これからが本番。タカラさんには、新人育成における即戦力化のサポートもしていただくなどし生産性を高め、近い将来2店舗目を目指してさらなる成長をしていきたいと思います。
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