Special Contents OWNER INTERVIEW 開業その後

Vol.6

「お客様を大切にしたい」「仕事が好き」

大切なのは、その気持ちが同じであること

松本 瑠美さん・小松 よしえさん / 「LAIFAI」オーナー

(左)松本 瑠美〈まつもと るみ〉さん … 横浜市出身。大学受験を目前にした高校時代、美容師という職業が気になるように。美術館などアートを楽しむことが好きだったこと、手先が器用で友人のヘアアレンジをしていたことなどから、友人に美容師になることを勧められ、山野美容芸術短期大学に進学。持ち前のバイタリティーと機動力で仕事を進める姿は、ブレーキのない車と称されることも。

(右)小松 よしえ〈こまつ よしえ〉さん … 東京都出身。高校時代に担当してくれた美容師と出会い、「こんな人と仕事がしたい」と美容師を目指すように。高校卒業後は、前々から考えていたイギリス留学へ。約2年半、イギリスで美容の勉強をしたのち帰国し、SHIMAに入社。アシスタントとして働く傍ら、通信課程で美容師免許を取得。独立した今は、主に内部業務や人材育成などを担当している。

2017.4.3

ファーストインプレッションは「こんなめちゃくちゃな人いるんだ」

出会い~独立について ────

<小松>
松本とは、以前働いていた代官山のサロンで出会いました。その前は約15年間、表参道のサロンに勤めていたんです。今、美容師としてキャリアをスタートさせる子たちは独立が念頭にあって、2~3年で次のステップに進むのが普通ですよね。だけど、当時の私は独立なんて頭にありませんでした。売上はある、忠義心を持って下の子たちを育てている……。今考えると、すごく良い社員だったと思います。逆に言うと、先のことは何も考えていなかったんです。40歳の時、独立を視野に入れて、代官山のサロンに移りました。そこで出会ったのが、松本です。

<松本>
最初は、あるカラーリストと一緒に独立しようと話を進めていました。その人は今、このサロンとアメリカを行き来して活動しているんですが、その時期はアメリカでの仕事に集中した方が良いタイミングでした。そこで、他に一緒にやっていけるスタイリストを探して声をかけたのが、小松でした。それまで独立の話をしたことはなかったのですが、2秒間くらい考えて「やります」って即答してくれました。


お互いの印象 ────

<小松>
ファーストインプレッションは、「こんなめちゃくちゃな人いるんだ」でした。決して悪い意味ではなくて、私とは違ったタイプの人だな、と。基本的には松本がずっと1人で話していて、それを私が理解しようとする、そのスタンスは今も変わっていません。

<松本>
仕事をしていると、予想のつかないことや経験したことがないことも起こります。もちろん、解決しなければ先に進めない問題もバンバン出てきます。真摯に、真面目にやっていかなきゃいけない場面で、小松はすごく信頼できる人です。

「LAIFAI」



準備期間は、後戻りできないスペースシャトルのよう

サロンのオープンまで────

<松本>
サロンの完成までは、私がほぼ1人で動いていました。小松が見に来たのは1回くらい?

<小松>
同じサロンから2人で独立して、しかも近いエリアで開業するなんて、本当はあまり良くないじゃないですか。それもあって、私はサロンワークを続けていました。一方、松本は「これだ」と思ったら一直線。機動力があるから、もはや後戻りできないスペースシャトルみたいな感じでした。私よりも1ヶ月くらい早く退職し、打ち合わせを進めていたんです。私がサロンワークしている間も、「今、物件を見ている」とか「タカラさんと打ち合わせしています」とか、頻繁にLINEでメッセージが届いて、正直怖いくらいでした。

<松本>
オープン前は、決めることや会わなければならない人が多くて、自分でスケジュールを組んで勝手に進めなければ間に合いません。ただ、一緒に独立する小松が「何も知らない間にすべて決まった」とならないように、リアルタイムで連絡するようにしていました。だけど、やはり文字だけでは伝わらなかったようです。彼女にしてみたら、「いつの間にかオープン」って感じだったんじゃないでしょうか。



タカラベルモントとの関係 ────

<松本>
お店のデザインに関しては、デザイナーに依頼することにしました。同じ敷地面積のサロンをいくつか見せてもらって、あとはほぼお任せです。壁の一部を自分でペイントしたのですが、これはデザイナーのアイディア。おかげで、真っ白すぎた空間に低予算でアクセントをつけることができました。

<小松>
サロンのデザインに関して私が希望を言ったのは、ライティングだけです。カットしやすくて、仕事がしやすい状態であればうれしい、と。あとは、「松本とうまくいかないかもしれない」と個別に相談に乗ってもらったことはありました。聞いてくれる人がいることが、安心につながります。



お客様に対する地道な努力が、集客につながる

現在のサロン経営について ────

<松本>
現在、業務委託も含めて、スタイリスト3名、アシスタント2名、海外にいるカラーリスト1名、あとは、アイリスト1名とネイリスト3名が在籍しています。大人の女性スタッフが働いていると通いやすいと思ってもらえるのか、お客様は大人の男性が非常に多いです。

<小松>
ターゲット層を決めているわけではないので、お子さんからご年配の方まで、幅広いお客様にお越しいただいています。その方に対して、瞬時にきめ細かい対応ができる、顧客対応力の高いサロンだと思います。お客様からのご紹介も多いので、広告は利用していません。お客様に対する地道な努力が、集客に結びついています。あと、施術が速いのも特徴です。これまで出会ったたくさんの美容師と比べて、私も結構速い方ではあるのですが、松本は本当に速い。今後は、その水準についていけるスタッフを育てていくことが課題になりそうです。



生産性のあるパートナーがいると、精神的に楽になれる

女性二人で経営することについて ────

<小松>
松本はいつもすごく先を走っているんです。私の声は届かないから、「仕方ないな」と思いながらついて行っています。でも、2人とも仕事が好きで、仕事のありがたみもわかっている。「もうついて行けない」と放ってはおけないんです。元々、美容師は個性が強い方が多いから、相容れないことだらけ。「すごく仕事がしやすい」人となんて巡り会えないと思っています。仕事のスタンスひとつとっても、出身サロンが違うだけで正解とするオペレーションも全然違いますし。違うところが多くても、「お客様を大切にする」という部分が一緒だから、やっていけるんです。たとえば、サロンで使う薬剤を決めるのは、松本。「新しいからこれに変えよう」と言われたら、基本的には逆らいません。「こっちを使いたい」と話し合いに時間を使うよりも、決まったものでより良い調合を考える、そういう工夫に時間を費やしたいと思っています。そもそも、お客様を大切にしたい気持ちは一緒なんですから。優先順位が同じなら、摩擦は起きません。



<松本>
私は、頭の中がお祭り騒ぎになってしまうことも多いので、周りからは「小松さんがいないとだめだね」と言われます。「すごく良い人だよね」って。立ち上げの時、1人だったら資金面も売上も、もっと大変だったと思います。生産性のあるパートナーがいてくれるだけで精神的に楽でした。それが、2人で独立して一番良かったことです。もちろん、すれ違いもあるけれど、それが意外と勉強になるんですよ。

<小松>
松本は年下だけど、接客時の気配りや観察力、提案力など、私にはないものをたくさん持っているので、彼女から色々と学んでいます。あとは、私のつながりでは絶対に出会えなかった方と出会えたことも、一緒に独立して良かったことですね。



今後の展開について ────

<松本>
小松がイギリスの美容師ライセンスを持っていますし、今後は海外でも展開していきたいと考えています。現在、サロンのほかに、ファッションブランドの広告撮影などヘアメイクの仕事も行っています。元々、私が担当していた仕事ですが、今はスタッフに託すことができるようになりました。そこに魅力を感じて集まってくれる若い美容師も多いので、今後はヘアメイクの事業も拡大して、サロンワークとヘアメイクを両立する働き方を提案していきたいです。働き方改革、というと大げさですが。その実現のためにも、私たち以外のスタッフもサロンワークで売上を上げられるようになって、もっとお客様に支持されるようになりたいと考えています。



■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 森川
■営業担当者:タカラベルモント(株) 森口
■設計担当者:タカラスペースデザイン(株) 三重野・西浦

LAIFAI

2013年10月開業 / 美容室

東京都渋谷区

website : http://www.laifai.biz/

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