Saica(サイカ)
栃木県那須塩原市(2014年5月開業・美容室・30坪)
オーナー:桑原 賢
夢は「いろいろな関わり合いのあるサロン」
この世界に入ったときから、独立は将来の夢としてずっと持ち続けていました。その間、自分なりの理想とするサロン像がありました。それは、美容業界にとどまらない、色々な人たちと関わり合いのあるサロン。地方においても、様々なジャンルでトライし、頑張っている方々がいます。私のサロンは、そんな人たちとのコラボレーションの“場”でもありたいと考えていました。そんな想いから導き出されたサロンコンセプトが「ライフスタイルの提案」。ヘアスタイルだけでなく、お客様のライフスタイルに彩りを提供したい。そのために、地元の友人が製作する帽子やバッグ、見本市で一目惚れしたアクセサリーなど、美容にとらわれない物販ブース併設を考えました。製作者の販路拡大と同時に、サロンとしての提案の幅を広げたかったんです。
具体的な店創り
サロンの青写真は明確に描けました。ただ、それをカタチにするためにどうすればよいのか分かりませんでした。そこで、WEBで知ったタカラさんの開業サポートに相談してみることにしました。
まず、現在の状況と私のビジョンをヒアリングしてもらいました。それをもとに、ビジネスとして成立するものなのか、事業計画書を作成。そこから、開業までの課題をピックアップし、スケジュールを立てました。
計画上、一番の課題は融資でした。そこで、タカラさんの調整で早い段階(オープン10ヶ月前)で日本政策金融公庫に事前相談を設けてもらいました。そこで得られた見解は「全額は難しい」という厳しいものでした。足りない部分は市の融資制度を活用しようということになり、一時は安心しましたが、審査機関である保証協会から融資不可の返答。この時は正直、開業は難しいかもしれないとかなり悩みました。しかし、勤務先のオーナーが紹介してくれた銀行の融資を利用できることとなり、日本政策金融公庫と銀行の共同融資で話がまとまりました。すごく不安な日々も過ごしましたが、お陰で今こうして開業することができました!
早い開業準備スタートが成功の秘訣
今思うのが、早く開業準備をしていてよかったということ。私の場合は融資がスムーズに進まず約半年掛かりましたが、こうした課題の直面は誰にでも起こりえるものだと思います。おそらく、タカラさんへの相談がもっと遅かったら、私の計画は大きく狂っていたでしょう。時間があったからこそ、計画変更に際してタカラさんと何度も事業計画書を練り直したり、サロンビジョンの具体化にじっくり時間をかけることができました。
勤務先オーナーをはじめ、タカラさん、各種業者さん、多くの方の協力でオープンを迎えることができました。これからも、いろんな方々と関わり合いながら、地域に貢献できるサロンとして成長していきたいと思います。
■開業支援担当者:タカラベルモント(株) 黒岩
■営業担当者:タカラベルモント(株) 沼尾
■デザイナー:タカラスペースデザイン(株) 湯口